2018年10月◯◯日 輪島塗

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いくつかの偶然が重なると、それは以前から約束されていたような必然へと変わっていく。
たとえ出逢っても通りすがりで終わってしまうこともあれば、一生のお付き合いになることもある。
人の出会いとは不思議なものだなぁと思う。

蔦屋さんともそんな不思議なご縁で結ばれている。


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今は時間と人の手を省略した安価なまがい物のような手作り品も多いけれど、伝統を踏襲し物作りに真摯に向き合っている作り手もまた多くいらっしゃる。
自分自身にはそんな才能はないけれど、私はものを作っている人の顔が好きだ。


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漆器は人間の肌と同じだと聞いたことがある。
熱湯、薬品、極度の乾燥、それさえ避ければ日常使いに絶えうるものであり、加えて輪島塗は布きせがしてあるのでとても強く洗剤をつけたスポンジで洗っても大丈夫。
蔦屋さんの漆器は伝統に裏打ちされた高級感がありながら、現代の用途に即した新しい感性も盛り込まれている。
気の遠くなるような作業工程を考えればそのお値段にも納得がいくけれど、「なお」のような小さなご飯屋では使う機会も限られていて、私は少しずつお嫁にもらっている。
左の白漆のお重は数年前に一目惚れをして数ヶ月待って作っていただいた。
女性のお客さんは特に喜んでくださるので、これからの季節「なお」でも蔦屋さんの漆器が時々お目見えする。




☆syunのひとりごと。

蔦屋さんとのご縁をいただいてから、漆器と瀬戸内の食材のコラボの食事会を不定期で催している。
今年の『輪島塗に瀬戸内の春を盛る』のイベントからのご紹介。


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「悠然いしおか」での食事会。
今年は二日に渡り垂涎の料理会を開いていただいた。


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こちらは我が家で家庭料理を楽しんでいただいた食事会。

蔦屋さんの漆器をお預りして料理を盛り付けて召しあがっていただくという企画。
プロの石岡さんのお料理には足元にも及ばないけれど、毎回とてもよいお勉強をさせていただいている。


Commented by pirochica_n91 at 2018-10-18 17:28
多分、地元の方より
輪島塗を
よくご存知な気がします( ˊᵕˋ* )

春先に恩師に会いに
輪島に行きましたが
やはり、わたしにはとても手が出ないお値段なので
おうちに迎えることは
かないません(;^_^A

まぁるいお重、素敵だなと思ったらshunさんのお家に
迎えられたものだったんですね♬
なんとも可愛らしい( ˊᵕˋ* )

こんな素敵に
お料理をのせてもらったら
器達もしあわせだなと思います。
Commented by fusk-en25 at 2018-10-18 19:20
丸い白い御重が一番先に目につきました。
こんな風に新しい感覚を取り入れられているのですね。
洋食も盛り込めそうな器。

でも私は保守派でして。
やっぱり外側が黒で中に赤の漆が塗ってある器が好きです。
おそらく戦前に買ったらしい古いお椀を実家で見つけて持っているのですが、
使い方が悪かったのでしょうね、あちこち剥げていて。
修復できないかな?なんて思ったりもします。
Commented by kei-kana38 at 2018-10-18 21:45
こんばんは。
わぁ〜、憧れの蔦屋さんの漆器さん。
私もブログのご縁で、義母から受け継いだ重箱の修理に始まり、
一つ、お嫁にもらいました。
なかなか仲間を増やすことができませんが、
持っている漆器を普段に使っていきたいなーと思っています。

syunさんのお料理と蔦屋さんの漆器のコラボレーション。
うっとりするほど素敵です。
Commented by syun368 at 2018-10-19 00:12
pirochicaさん
輪島塗って素敵ですね。
私も清水の舞台から飛び降りるような思いで ほんの少しずつ…(^^)
息子も料理が好きなので いつか使ってくれるだろうという期待と、リアルな私も少し料理に携わる仕事をしていますので仕事道具でもあるのです。

器に負けないような料理はなかなか作れませんが、精進したいなぁと思います。
Commented by syun368 at 2018-10-19 00:19
fusk-enさん
白漆に黒の模様、一目惚れをしたのですが盛り付けはなかなかに手強い器でした(^^)

黒と赤は基本ですよね。
私もそれが好きで、あとのものは殆ど赤と黒です。

漆器は塗り直しができますよ。
私の友達も昨年 おばあちゃまから受け継いだお重の塗り直しをされました。
そうやって使い続けていくことは素敵ですよね。
Commented by syun368 at 2018-10-19 00:26
kei-kanaさん
はい 蔦屋yoshikoさんですよ〜
kei-kanaさんも塗り直しををされたのですね。
私も一つ修理をお願いしようと思っているものがあります。
なかなか直ぐには買えないお値段ですが、少しずつ迎えたいなぁと思っています。
kei-kanaさんはお嬢さんがいらっしゃるので いずれはお嫁入りの道具になりますよね。
羨ましいなぁ…

器が素敵過ぎて料理が追い付いていかないのですが、精進したいと思います。
ありがとうございます。
Commented by Mchappykun2 at 2018-10-19 00:45
器と料理のコラボですね。器から料理のヒントをいただくこともありますものね。syunさんのお料理もバッチリ器に映えています。
超乾燥しているサンディエゴでは高価な漆器類は持つことはできませんが、見るのは大好きですから、いつか輪島も訪れたい所です。
Commented by syun368 at 2018-10-19 10:44
Mchappykunさん
この器にどんな料理を盛ろうかと考える時間も楽しいものですよね。
まだまだ器に相応しい料理は作れませんが、少しずつ階段が昇っていければいいなぁと思います。

そうですよね。
漆器には乾燥は大敵ですもんね。
東京からだと飛行機が出ていますので、ご帰国の際には是非…
Commented by fran9923 at 2018-10-20 09:57
ため息が出ます。
こうして塗りの器に心を込めて料理を盛り付ける生活が一番の贅沢ですね。
漆器って本当はもっともっと普段使いにザクザク使って欲しいのだと輪島の作家さんが言っていました。
高価なのでつい出番が少ないのですが、それだけの丈夫さと価値があるのだそうですね。
Commented by syun368 at 2018-10-20 17:39
蔦屋さんから輪島塗をお預かりして料理を盛るというイベントの時は1ヶ月前から胃が痛くなるくらい緊張します。
でもこういう機会でもなければふんだんな漆器を使うことなどないので、とても良いそうですお勉強をさせてもらっています。

輪島塗はほんとうに丈夫なのですよね。
私も汁椀だけは日常使いしているのですが、スポンジでごしごし洗ってもほんとうに大丈夫なんですよ〜
Commented by jyon-non at 2018-10-23 16:59
漆器大好きです。南の果て、鹿児島でも母達は、輪島漆器を揃えていました。特別のものだったのですね。その輪島は、私たち娘が分け合いました。わたしはというと、こういうしみじみとしたお料理を作れる腕もなく、修行もいかない日々です。いつかそういう日が来るといいのですが。         

お料理、セッティング、漆器どれも素晴らしいです!
Commented by syun368 at 2018-10-24 17:13
jyon-nonさん
まぁ、お母さまから譲り受けられた輪島塗 羨ましいです。
器にどんな料理を盛ろうかと考える時も とても楽しいものですね。
by syun368 | 2018-10-18 15:03 | お出かけ | Comments(12)