2018年 03月 18日
2018年3月○日 蛸
今日は土曜日。
子供の頃から蛸が好きで好きで…というお客さんの予約が入っていた。
蛸は半夏生の頃が最も美味しいと言われるが、冬の蛸も身が締まっていて私は好きだ。
けれどそれもそろそろ終わりの季節である。
今朝、大谷鮮魚店に確認すると大きな蛸が入荷しているということだった。
ちょっと蛸くさくて甘くて芯がしっかりしている、そんな蛸だといいなぁと思いながら自転車をこぐ。
駅のすぐ近くの予備校にさしかかると10組ほどの親子連れが並んでいた。
お母さんと小学校低学年と思われる子供達。
子供は空に顔を上げて笑ったり友達を突っついたりぴょんぴょん跳ねたりしていて、それを母親にたしなめられたりしていた。
このお母さん達は私よりもきっとずっと若い。
私は今年で45歳になるのだった。
「女は幹、男は枝葉」といった詩人がいたけれど、大地に根を張れない私は未だにふわふわと綿毛のように漂っている。
慎介と別れてもう5年が経っていた。
蛸はとても大きくて脚を2本だけ貰ったが、それでも700gもあった。
脚を切り取られてもまだ動いている蛸は、きっと美味しいに違いないが何だか哀しくもあった。
今日のひと品。
蛸の酒茹で
・蛸は塩を振りかけて揉み洗いをし、水で洗い流してもう1度同じことを繰り返してぬめりを取る。
・吸盤の汚れは一つずつキッチンペーパーか晒しで拭う。
・脚の根元に近いぶよぶよの皮を削ぎ取る。
・蛸がかぶる程度の酒を沸かし、脚先から蛸を入れ3分ほど茹でて引き上げる。
皮は火が通り、中は半生の状態が良い。
・身を波状に削ぎ切りにして供する。
お湯で茹でる方法もあるが私は酒茹でが好きだ。
美味しい蛸は卸したての山葵と塩で食べるのが一番だと思っているけれど、生姜醤油も良い。
慎介と別れてもう5年が経っていた。
蛸はとても大きくて脚を2本だけ貰ったが、それでも700gもあった。
脚を切り取られてもまだ動いている蛸は、きっと美味しいに違いないが何だか哀しくもあった。
今日のひと品。
・蛸は塩を振りかけて揉み洗いをし、水で洗い流してもう1度同じことを繰り返してぬめりを取る。
・吸盤の汚れは一つずつキッチンペーパーか晒しで拭う。
・脚の根元に近いぶよぶよの皮を削ぎ取る。
・蛸がかぶる程度の酒を沸かし、脚先から蛸を入れ3分ほど茹でて引き上げる。
皮は火が通り、中は半生の状態が良い。
・身を波状に削ぎ切りにして供する。
お湯で茹でる方法もあるが私は酒茹でが好きだ。
美味しい蛸は卸したての山葵と塩で食べるのが一番だと思っているけれど、生姜醤油も良い。
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africaj at 2018-03-18 08:34
美味しそうと見てましたが、可哀想と聞くと、自分の奥底の申し訳ない気持ちがうずきます。
小説の中から見る食材は、いつもと違う見え方をしますね。
2本で700g!美味しそう。
小説の中から見る食材は、いつもと違う見え方をしますね。
2本で700g!美味しそう。
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syun368 at 2018-03-18 20:41
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kei-kana38 at 2018-03-18 23:08
こんばんは。
2本で700グラム!!
そんな蛸はみたことがありません。
海の近くに住みたいな~とまたまた思ってしまいました。
今日のひと皿、レシピを見ているだけで、お酒が飲みたくなっちゃいました。
2本で700グラム!!
そんな蛸はみたことがありません。
海の近くに住みたいな~とまたまた思ってしまいました。
今日のひと皿、レシピを見ているだけで、お酒が飲みたくなっちゃいました。
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syun368 at 2018-03-19 11:50
by syun368
| 2018-03-18 00:39
| 今日のひと品
|
Comments(4)